6.パリ
 
 合計8泊のコートダジュールでの滞在は、あっという間に過ぎてしまいました。さて、パリに移動して4泊します。昨年訪れたときと違い、パリは南フランスと比べてずいぶん涼しく感じました。去年の酷暑も、懐かしく思えました。

 パリでは、最初ヒロの自由研究のために、エッフェル塔の隣のヒルトンホテルを予約していたのですが、2004年4月に凱旋門のそばに新しいヒルトンホテルがオープンすると聞き、予約を変更してこちらに泊まることになりました。ヒルトンHオーナーズのGold会員だったおかげで?数々の特典付で、快適に過ごせました。(ただし、ホテルの館内に漂う香り(アロマ?)はどうも好きになれませんでしたが・・・。
 
室内の様子とウェルカムアメニティ(チョコレートとジュース) 部屋の窓から〜エッフェル塔と虹


@ モン・サン・ミッシェル
 
 翌日、日帰りでモン・サン・ミッシェルへ。オプショナルツアーを使ってバスでいく手もありますが、SNCF(フランス国鉄)のサイトからTGV(フランスの世界最高速新幹線)とバスを事前予約、個人旅行で訪れました。
 夏のヴァカンス時期で、バスが遅れたのには閉口しましたが、何とかモン・サン・ミッシェルに到着。ところが、ここからが大変でした。
 コート・ダジュールのサン・ポール村を上回る、フランスで一番の観光客が押し寄せる名所とあって、狭い通りは人、人、人・・・。両側に並ぶお店やレストランに出入りする人、参道を上る人、下る人で、身動きすらとれないありさまでした。
パリ、モンパルナス駅から、TGVで出発 モン・サン・ミッシェル遠景(バスの車窓より)
さあ、上りましょう 頂上目指して 大混雑の参道

 参道を登る途中にある、オムレツで有名なホテル・レストランで昼食。プーラールおばさんのオムレツは、30分も待ってようやくありつくことが出来ました。
なんと卵を泡立てます 不思議なオムレツでした(美味しかったと思いますか?) 焼き上げているところ

 昼食後は寺院観光ですが、帰りのバスまでの時間があまりなく、人ごみを掻き分けるように参道を突進、寺院入り口の入場券売り場の長〜い列にいらいらしながら並び、駆け足で寺院内を見学。そして、また人を掻き分けるように駆け下りると、ついたのはバスの出発5分前でした。
残念ながら?引き潮でした 天使ミカエル


A エッフェル塔
 
 さて、翌日はヒロの夏休みの自由研究のため、エッフェル塔へ。夏は2時間待ちが常識なので、9時には到着したが、それでもすごい列が出来ていました。エレベーターを乗り継いで、一気に3階展望台(274M、日本式には4階)へ。さすがに絶景!その後、2階(115M、日本式3階)まではエレベーターで降りて、そしてそこから下へは階段を利用しました。なんと合計700段!!!
 去年お邪魔した2階にあるレストランは今回はパス。(2003年旅行記に記事と写真があります。)
3階展望台より、セーヌ川 3階展望台より、凱旋門とシャンゼリゼ通り
黄色いエレベーター。2階まで塔の足を斜めに登ります。 地上〜1階迄の360段の階段


B オルセー美術館
 
 去年、ぎっくり腰で行くことが出来なかったママのために、今年はみんなでオルセー美術館へ行きました。1週間前に訪れたルノワールのアトリエで描かれた絵を、ここで見ることが出来ました。


C ディズニーランド
 
 帰国日前日。パリの郊外にあるディズニーランドへ行ってきました。4年ぶりの2回目でしたが、ヒロは前回身長が足りなくて乗ることのできなかった「ビッグ・サンダー・マウンテン」に2回も挑戦しました。
入り口にある「ホテル・ヨーロッパ」 メインストリートから、「眠れる森の美女」のお城を望む


D レストラン「ピエール・ガニエール」
 
 夕方ホテルに戻って着替え、(実は歩いても行ける距離ながら)タクシーでレストラン・ピエール・ガニエールへ。かつてピエール・ガニエールさんが来日の際、一度お料理をいただいたことがありました。さて、今回は・・・。
 パパとママは6品のコース(260ユーロ)、ヒロはアラカルトでいただきました。それぞれの皿が大変創意に溢れ、思わず「う〜ん。」野菜だけの一皿も、去年のモナコの「ルイ・キャーンズ」(2003年旅行記に記載)で誇らしげに出された生野菜の対極にあります。手を加えた野菜は、なんと複雑で奥深い料理となっていることでしょう。後に続くオマールも薫り高く、子羊も美味でした。
 さすがに6皿食べて死にそうなくらい(?)満腹で、チーズはパスしました。パパは普段、甘いものは食べないのですが、ここの実に素晴らしいデザートは、満腹なのに?ぺろりと平らげてしまいました。最後のチョコレートも、パパ=「もう満腹でいらない」、お店の人=「いいからひとつ食べてみて」、そしてそのチョコレートは・・・。今まで食べたチョコレートの中で一番でした。
 食後ガニエールさんが玄関で見送ってくださり、感動の握手を。3時間にわたるディナーを堪能しました。
 (すみません、今回は写真なしです。)
 
 

終わりに

 2週間に渡るフランスの旅も、これで終了です。長かったような、短かったような・・・。パリについてからは、やはり大都会のせいか、ヴァカンスの雰囲気は吹き飛んでしまいましたか・・・。2005年の夏は、パリをカットして南仏だけを訪れようかな?と企画中です。

 今回の旅行では、リビエラ観光の井上さんに大変お世話になりました。また、ホテルの手配、レストランの予約はアメリカン・エキスプレスカードのプラチナデスクにお世話になりました。おかげで大変良い旅行となりました。ありがとうございました。

★このページの旅程★
8月17日(火) ニース・コートダジュール空港からパリへ。ホテル・ヒルトン・アルク・ド・トリオンフ(凱旋門)へチェックイン。
8月18日(水) パリ滞在。モン・サンミッシェルへ。
8月19日(木) パリ滞在。朝一番でエッフェル塔へ。午後、オルセー美術館へ。
8月20日(金) パリ滞在。ディズニーランドへ。夕食はレストラン・ピエール・ガニエールにて。
8月21日(土) パリ滞在。午後7時にホテルをチェックアウト、シャルル・ド・ゴール空港から帰国。
8月22日(日) 夕方、関空着。乗り換えて札幌へ。

   
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